「SDGs」第2章日本と地域の持続可能性
SDGsの項目は全て、日本の問題に当てはめることができるということを知った。
一つの課題につき、SDGsの項目一つが当てはまるわけではなくて、一つの課題でもいくつものSDGsの項目に影響を与えるから課題解決は簡単なものではない。
特にSDGsの項目のなかには「すべての人に」と言う表現が多く使われているけれど、その綺麗な言葉に対して、日本の中には解決しなければいけない課題・問題は数えきれない程あるし、その規模と言ったら「日本全体」と言う大きな規模のものばかり。
地域の問題ですら、地方の行政と地域でたらい回しになっているのに、「日本全体」の課題を解決することって、可能なのか?
SDGsに取り組むということ自体は良いこととされているし、日本内にかかわらずSDGsというものは世界の共通言語であるが、本当に達成できると思っている人は、どのくらいいるのだろうか。
例えば企業だったら、SDGsに対する取り組みと結果を可視化したり、外に発信する。
「取り組むこと」が良しとされていることは十分わかっているが、正直、私たち一般の人間からしたら、解決すべき問題が大規模すぎて先や結果が見えない。
SDGsについて学んで少し知っている状態にいる「今の私」には、この大規模すぎるいくつもの問題を目の前にして、何をしたらいいのだろうか。
「持続可能な地域の作り方」で紹介されている、SDGsの項目に対する日本の具体的で大規模な55の問題に対して今の私ができそうなことは
「フードロス」と「プラスチックゴミ」というたった2つの問題である。
つまり、食べ物を残さないことと、プラスチックゴミを出さないようにすること。
これは身近ですぐできるが、意識する人もいればしない人もいる世の中で、「果たして自分がやったとこで......」と考えてしまったことは、何度もあった。
「たった少しでも、一人一人が行えばいい」という言葉はよく聞くしとてもいい言葉だが、世界規模な問題にはどうしても当事者意識がもてないというのが、実は個人個人が本当に思っていることではないかと感じた。
人の意識って、どうやって変えるのだろう。
SDGsの、大規模すぎる問題を私たちに近くするには、どんな方法がある?